休日うつ「休日が怖い」「休日が憂鬱だ」に悩む人

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「休日が怖い」「休日が憂鬱だ」増えている休日うつに悩む人

「休日が怖い」「休みの日が憂鬱だ」休日うつに要注意 その対策方法

早いもので2022年も暮れようとしています。

今年の年末年始は曜日の配列が悪く、年末年始の休暇は4~5日。休暇が長いと憂鬱である。この長い休日に何をしていいのか分からない。

本来、休日は仕事から解放されてリフレッシュできる嬉しい日のはず。しかし、僕と同じように休日が「憂うつ」「不安」「怖い」という人が増えている。

仕事がある日はちゃんと朝起きられて会社に出勤し、バリバリ仕事をこなすことが出来るのに、休日になると何をしてよいか分からず、ダラダラと過ごしてしまう人が増えているそうである。

このように休みの日にやる事がなく、何もする気も起きない。休みが憂鬱で仕方がない。このような状態を「休日うつ」というのだそうである。

この状態は、休日に限定しているのだが、これが進行すると本当の意味でのうつ病に発展してしまう可能性があるため注意が必要である。

休日うつとは

休日になるとなにもやる気が起きない

まじめで几帳面で何事も一生懸命な人は、仕事に全力に打ち込んでいる。

僕もどちらかと真面目な方だが、自分自身が発達障害という事もあり、発達障害がある者を雇ってくれる会社はなかなかないので、クビにされないように、会社からいい評価をもらえるように自分なりに一生懸命仕事をしている。(発達障害と診断されるまでさんざん使い物にならんと言われいろんな会社でクビになってきただけにその思いは強い)

会社に行けば、同僚がいる。仕事の合間にたわいもない話をする事が出来て、気がまぎれる。やるべき仕事があり、仕事をしているという充実感や、慣れて仕事を任されるようになると「仕事を任されているんだ」という充実感も得られる。

しかし、休日になってしまうと、会社に行くという縛りがなくなる。

つまり、仕事という縛りが無くなり、何をしても自由である。しかし、「何をしても自由である」という事は「何もしたくない」事になり逆に自分を苦しめるのだ。

仕事に打ち込めば打ち込むほど、心身ともにエネルギーを消耗する。その結果、週末の休みは行動しようとするエネルギーが無くなり「何もしたくない」と気分が憂鬱になり、ぐったりしてしまう。

また、仕事を離れると同僚とのつながりもなくなる。同僚とは仕事だけでしか会わない。よほど気が合って仲が良くないとプライベートでも友達という人はなかなかいない。

つまり、仕事に一生懸命打ち込むほど、仕事を離れてまで仲良くなる友達もいない。その結果、孤独になる。

この孤独感が休日の憂鬱感に拍車をかける。

ダラダラと過ごした休日を後悔する

本来、休日とは会社に行く必要もなく、仕事から解放されて心と体をリフレッシュできる日である。

ところが、「休日が憂鬱だ」という人は平日の仕事に一生懸命打ち込んで、心身ともにエネルギーを使い果たしてクタクタの状態で週末の休みを迎える。

必死の思いで平日の仕事を乗り切り、いざ、週末の休みを迎えても、せっかくの休みだというのに何の予定もなく昼まで寝ていて、出かけるのもおっくうで、家に引きこもってしまう。

やっと起きだしても、何もする気になれない。外出もせず、インターネットのネットサーフィンやユーチューブの動画などをダラダラとみて過ごしたり、スマフォでSNSを夜遅くまでやっていたりする。

友達もいない孤独な私は、休日に誰かと会う等という予定も縛りもなく、いつも一人でダラダラと過ごしてしまうのである。

そして、この貴重な休日が終わるころになると、「あ~、今日も一日を無駄に過ごしてしまった」といって後悔するのである。

この「後悔する」事が精神上よくない。

「他人の芝生は青く見える」というが、今頃、他の人は、友達や恋人、家族と一緒に楽しい時間を過ごしているのだろうな、それに比べて自分は一人でダラダラ何をやっているんだろうと自己嫌悪に陥るのである。他の人が羨ましく思ったりする。

この「後悔」「自己嫌悪」がさらなる憂うつ感を引き起こし、より強くなり悪循環を生む。

このブログを読んでいる方でも私と同じように思っている方がいるかもしれない。

休日になると体調を崩す

僕の場合、体調管理ができず自己都合による欠勤が多いと評価が悪くなってしまうので、仕事のある平日は精神を張り詰めている。その結果、体調をあまり崩すことなく、会社に行ける。

しかし、休日となるとやることがないため、昼ぐらいまで寝ていたりする。このように家でゴロゴロしているのは、精神的にも肉体的にも良くない。

人間の体は本来、朝起きて昼に活動して夜寝るようになっている。昼まで寝ているような不規則な生活をしていると体内時計のリズムが狂い、自律神経のバランスが崩れてしまう。その結果、体の免疫力が低下して、ちょっとしたことで風邪をひいたり、体調を崩してしまう事が多い。

また、無駄にダラダラした1日を過ごしてしまったという後悔と自己嫌悪が、さらなる憂うつ感を引き起こす。

最近の私は、平日は割と平気なのに、休日は頭が痛くなったり、体がだるくなったりする事が多い。これもうつ病の第一歩なのかもしれない。

発達障害との関連性は?

この休日うつ、発達障害と関連性があるのだろうか?

僕は発達障害のADHDである。ADHDがあるため、仕事でミスをしやすく、また単純な仕事だと飽きてしまって集中できなくなる。その結果、上司や先輩に良く怒られる。

どうして仕事で上司や先輩に怒られてしまうのか?その原因となるADHDの特性について表にまとめてみた。

特性 特徴 原因
集中できない ・本人が注意しようと心がけているのにもかかわらず自分の注意力をコントロールできない。

①無意識のうちに集中が途切れてしまう。
②他の事に気を取られてしまう。通常の人の「気が散る」度合よりも程度を超えている
計画的にできない ・複数の課題や作業を並行してできない。
・優先順位がつけられない。
・自分の関心・興味のあるものを優先させてしまう。
・急がなければらない作業でもつまらなければ後回しにしてしまう
・複数の仕事をたくさん抱え、どれも中途半端に終わってしまう
ワーキングメモリの不足
①一つの作業を頭に留めながら、別の作業にも気を配りながら同時進行することが苦手
②今やっていることを短期的に覚えられない。
③報酬系の弱さ
すぐ結果を出そうとする。
人の話が聴けない 他の人の話を最後まで聞かず、相手の言葉を遮って自分から話し出してしまうことがある。 ①聞き役に徹することが出来ない
②自分の言いたいことを言わないと気が済まない。
③言いたいことをすぐに言わないと忘れる
先延ばしにする ・面倒なことはグズグズして始めようとしない
・気が乗らなければ「時間があるから今やらなくても大丈夫とつい考えてしまう
・期限に間に合わない。期限を忘れる
・多くの事を抱え込みすぎる

・予測が甘い
・楽観的

先走る 仕事で上司の指示を最後まできちんと聞かずに、作業を始めてしまい、ミスをしてしまう事ややり方や進め方が間違えてしまうことがある。自分の感性を頼りに暴走してしまう。 ワーキングメモリの不足
①いっぺんにたくさんの指示を出されると覚えきれずに混乱する。
②ややこしい、あるいは長い指示も覚えきれない。
②「人の話を最後まで聞けない」と同様、聞き役に徹することが出来ない。
忘れ物が多い ・鍵やバック、携帯電話など大事な物を忘れてしまう。
・物をどこにしまったか忘れてしまう。
ワーキングメモリの不足
・無意識のうちに行われた「ものを置く」という行為がなされた瞬間に、別の事をやっているために、記憶に留めておくことが出来ない。
・何か一つの事をやっていても、何気なく他の事に気が散ってしまい集中できない。
飽きっぽい ・単純作業に飽きる。
・集中力が切れ、周囲の事が気になり、そわそわしてしまう。
・眠くなる
①刺激を求める。
②あきらめが早い。
自制が利かない ・怒りなどの感情を抑制するのが苦手
・欲求などのコントロールが苦手
・酒、たばこ、ゲーム、インターネットに依存しやすい
①ワーキングメモリの不足
②前頭前野や脳内情報伝達物質が活発に働かない

僕には以上のような特性がある。そのため、私は、怒られたくないため、仕事に行くときは物凄く気を張り詰める。その疲労の反動が休日に来てしまい、疲れ切って休日に何かをやろうとする気力を失ってしまうのかもしれない。

別に発達障害でなくても、責任感の強い人、完璧主義の人、まじめな人は休日うつになりやすいと思うので注意が必要である。

「休日が怖い」「休みの日が憂鬱だ」休日うつに要注意 その対策方法

休日うつを防ぐ方法を自分なりに考えてた

  1. あえて何もしない
  2. 休日になって何もする事がない、またダラダラと過ごしてしまったと後悔して憂うつになる人は休日にはあえて何もしないというのもいいかもしれない。

    何かをやろうとして結果として何もできないからおかしくなるのであって、最初から何かをやろうとしないようにすればそんな後悔もしないですむ。

    休みの日はただ何も考えずにボケーッとして頭を休ませる。そして落ち着いてきたら何かやる事をみつけ少しずつ出来るようにすればいいのかなと思う。

        

  3. 散歩する
  4. 散歩は適度な運動です。散歩することにより、全身の血流がよくなり、適度な気分転換にもなる。

    走るのは体力的にも無理がありますが、散歩ならば、体力的にも無理がなく、適度なカロリー消費になり、散歩を習慣化できれば簡単なダイエットにもなる。

    車ではなく歩くのです。車で通りすぎれば、あっという間の事で分からないけど、歩いていればこんなところにこんなきれいな風景があったんだと新たな発見にもつながると思う。

    晴れている日に散歩すれば、太陽の光を全身に浴びますので、体内時計がリセットされ、朝起きて夜眠るというきちんとした生活リズムにすることもできる。

  5. 好きな音楽を聞いてリラックスする
  6. いい音楽を聴くと副交感神経が優位になってリラックスできるようになる。人間はストレスに晒されているとき交感神経が最大限に刺激されて興奮状態になります。この状態が長く続いてバランスを崩すと自律神経失調症になり、さらにこれが重くなると鬱病になることがある。

    お好みの音楽を聴くことによってリラックスして、心が安定する。寝る前に聞くのが良い。心地よい睡眠を誘ったりできます。ただし、音楽を聴くことに集中してください。

  7. スーパー銭湯・温泉に行く
  8. ストレス解消には最高です。わずか1000円足らずとたいしてお金をかけずに半日いられて健康的。心も体もポカポカにあったまるし!サウナ入った後の水風呂が最高に気持ちイイ。最高の趣味だと思う

    スーパー銭湯に行ってサウナに入って汗を流し、そのあとの水風呂は最高です。この時ばかりは、忙しいADHD脳も活動を停止して、何も考えずにリラックスできる。全身の血流がよくなり、体の免疫力も高まります。

    現在のところ、これが僕の唯一と言っていい趣味である。

  9. お風呂に長めに入る
  10. スーパー銭湯に行く時間がない方、お住まいの近くにスーパー銭湯がないという方は、自宅のお風呂に長くつかるといのもいい。シャワーではだめで湯船につかるのがいい。

    物理的な理由はスーパー銭湯と同じで、血流がよくなるのと、気持ちがリラックスできるからです。おすすめは40度のお湯に20分くらいです。自分も自宅の風呂に入るときはこのくらいの時間は入っています。そのおかげで、免疫力がついたのか?ここ20年くらいは、仕事を休まなけらばならないような重症な風邪(高熱など)など引いていません。

まとめ

別に発達障害があるからと言って休日うつになりやすいとは限らない。健常者の人でも、まじめで責任感が強く完璧主義者の人。こういう人は休日うつになりやすいといわれている。

なにはともあれ、仕事の事を思いっきり忘れられるような趣味を持つことが大切である。

そのほかにも、週末にはこうした方がいいと思う事を考えてみた。

  • 早寝・早き(夜更かし厳禁)
  • 酒・たばこを控える
  • 規則正しい食事
  • ストレッチ
  • なるべく外にでる

こう書いたものの、なかなか実行できない。ダラダラと夜遅くまで起きてなんの目的もなくスマフォなんかいじっている。

僕と同じように行動するエネルギーが低下してる週末うつの方は、頭で分かっていてもなかなか行動出来ないと思うが、是非意識して行動できるようにしたいと思う。

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