ADHDに向いてる仕事は?これまでしてきた仕事やバイトから考える

ADHDに向いている仕事 ADHDと仕事

ADHDに向いてる仕事は?これまでしてきた仕事やバイトから考える

ADHDに向いてる仕事は?

私は現在52歳。もういいオッサンだが、これまでさんざんいろいろな仕事や職種を経験してきました。まさしく転職のオンパレード。

学生時代のバイトや大学を卒業してから自分がこれまで経験した職業からADHDには一体どんな仕事や職種が向いていてどんな仕事や職種が向いていないのか考えていきたいと思います。

ADHDでお悩みの皆さん、どんな仕事や職種が向いているのか、向いていないのか、私の体験談からどうぞご参考にして下さいね。

以下が私が大学を卒業した後の職歴ですが、大学在学中にもいろいろなアルバイトを経験しています。

高校時代のバイト一覧

職種 期間 向いている?
スーパーの青果部門での商品の袋詰め・陳列 忘れた ×
年末年始の年賀状の配達・仕分け 2週間 ×

大学時代のバイト一覧

職種 期間 向いている?
蕎麦屋の皿洗い 1カ月
コンビニのレジ 3日間 ×
スーパーマーケットでお客さんが使った買い物かごやカートをレジ清算後に片付け・整理する仕事 1年間
レストランで調理補助 1カ月 ×
スーパーマーケットで商品陳列(品出し) 3カ月
パチンコ店の店員 半年
交通量調査 1日

社会人になってからの職歴一覧

職歴
平成6 4 証券会社 入社
平成8 8 証券会社 退社
平成8 9 住宅用仮設足場レンタル・リースの会社 入社
平成9 3 住宅用仮設足場レンタル・リースの会社 退社
平成9 3 企業向け資金貸付会社 入社
平成9 4 企業向け資金貸付会社 退社
平成9 5 飲食店用包材卸売会社 入社
平成9 7 飲食店用包材卸売会社 退社
平成9 9 スーパーマーケット 入社
平成14 11 スーパーマーケット 退社
平成14 12 住宅用仮設足場レンタル・リースの会社 入社
平成18 10 住宅用仮設足場レンタル・リースの会社 退社
平成18 11 マンションや住戸、オフィスなどの清掃会社 入社
平成19 3 マンションや住戸、オフィスなどの清掃会社 退社
平成19 4 紙類卸売会社 入社(倉庫に勤務)
平成24 3 紙類卸売会社 退社
平成24 4 紙類卸売会社 入社
平成26 6 紙類卸売会社 退社

ADHDに向いている職業とは?これまでしてきた職業やバイトから考える

ADHDに向いてる仕事は?

なお、こうまで仕事が続かず、転職ばかりしているので、なにかおかしいと思い始め、ネットで調べたADHDではないかと疑い始め、そのような診断が下ったのは、最後の職歴の後です。それまでは、単なる自分の性格がだらしないだけだと思っていいました。

ADHDには向いていないなと自分の体験から思うバイトや職種

  • コンビニのレジ

これこそマルチタスクの塊!

ADHDに最も向かない仕事!

コンビニのレジお客さんから差し出された商品の会計をするだけではなく、公共料金の支払い、インターネットチケットへの対応、おでん・揚げ物・カップコーヒーなどの販売への対応・・・・

大学時代にコンビニのレジ係のバイトをやったことがありますが、まずレジの機械の操作方法がなかなか覚えられません。自分で覚えたと思ってお客さんとの対応をしてみましたが、お客さんへの対応をレジ操作と同時進行で行わなければなりません。

ADHDの脳にはこのように物事を同時進行するというのが出来ません。不可能です。ようするにワーキングメモリが足りないんですね。

またコンビニのレジ係は客さんのお買い上げ商品をレジ袋に詰めてあげなければなりませんが、なにせ空間把握能力が足りず、袋の中にどう詰めたらいいか分かりませんでした。普通は重いものから入れていくのですが、パンなんかの軽くて潰れやすいものを先に入れて1.5リットルのジュースのペットボトルなんかを後から入れたりしました。その結果、パンがつぶれてしまい、お客さんと店長から大目玉を食らいました。

レジの機械の操作には手順があって、その手順を間違えるとエラー音が鳴って先に進めないんですが、誤操作でエラー音はビービー鳴るわ、客は早くしろと怒り出すわ、もう冷や汗ものです。

目の前にお客さんがいるので、「早くなんとかしなきゃいけない」と思い焦ってきます。「でもやり方がわからない」「先輩に聞くのも恥ずかしい」となり頭がパニックです。

学生時代にこのコンビニバイトをやりましたが、とにかく自分では向いていないなと思い2日で辞めました。この分の給料はもらっていません。

また、話は前後しますが、最後の会社を辞めさせられてADHDと診断された後、某量販電気店の接客係として契約社員になりましたが、接客をするにはまずレジを覚えなければなりません。

こういう量販店にはポイント制度があり、購入金額の何パーセントかが還元されます。レジに来たお客がポイントカードを提示した時はポイント還元のレジ操作をやらなければならないのですが、私はこの操作方法がいつまでも覚えられず、お客を怒らせてクレームが来て派遣先の量販店のマネージャーから「もう来なくてもよい」と言われてしまいました。

  • ファミリーレストランのホール係
  • これもADHDが苦手とする職種!

    ファミリーレストランのホール係も学生時代にやったことがあります。

    バイトしたファミレスではお客さんの注文をリモコンのような端末に打ち込むのですが、この端末の操作方法をなかなか覚えられませんでした。

    先輩の女性の店員がこの端末の操作方法を親切に教えてくれるのですが、私がいつまでたっても覚えられないので
    呆れられ、「もう接客しなくていいからここを止めてください」と言われわずか1日で辞めました。

  • スーパーマーケットの店員
  • こまめな性格向き!ADHDには絶対合わない!

    異動が多く体育会系!

    私は大学を卒業して、1年半証券会社に勤め、1年半建築用資材のルートセールスの会社に勤めた後、スーパーマーケットの会社に就職ししました。

    皆さん、スーパーマーケットの仕事というと、ただ商品を売り場に並べるだけの簡単な仕事をいうイメージがあると思います実は実に様々な仕事があります。まさにADHDが苦手なマルチタスクの塊です。

    スーパーマーケットの仕事は実に奥深いものがあります。主な業務として以下のものがあります。

    • 売り場に並んでいる商品の賞味期限チェック
    • 商品陳列 発注
    • スーパーマーケットの重要な戦力であるパートさんの育成・マネージメント
    • 売り場構成の企画・立案
    • 売り上げ・利益の管理
    • 売り場の清掃
    • レジ業務

    スーパーマーケットに入社するとまず、商品の陳列作業を行います。

    私が担当していたのは牛乳や豆腐などの日配品のコーナーでしたが、鮮度保持のために前日の閉店までに、商品を全部売り切りなければなりません。売れ残った商品は廃棄処分にして、売り場の商品棚は空になります。

    毎日午前10時に開店するのですが,毎日朝早く会社に来て空っぽの売り場に開店までに商品を隙間なく陳列しなければなりません。私は不器用で作業スピードも遅いので他の社員の作業スピードについていけませんでした。

    毎日、先輩や上司から「遅い」と怒鳴られていました。

    また、夕方になると今日で賞味期限が切れる商品をチェックするのですが、私がやると見落としがあり、翌日に賞味期限切れの商品が売り場に残ってしまう事がありました。他の店員も気がつかず、売り場に残っていた賞味期限切れの商品を買ってしまったお客さんがいて大クレームです。

    このようにスーパーマーケットの仕事には、きめ細かな対応が必要です。ですが、何事にも大雑把な自分には全くできませんでした。

    また、商品陳列棚に商品を並べたときの事。高さを変えようえようとしてフックを外したところ、棚がフックから外れて落下。商品もろとも全部だめにしてしまいました。

    こんな調子で、しかもいつも遅刻ばかりしていたから職場では一切信用されず、この会社に5年もいて、商品陳列作業や店内の清掃以外の業務は一切させてもらえませんでした。

    陳列作業がスーパーマーケットの仕事の基本となり、発注業務やパートさんの人事管理、売り上げ・利益管理などへステップアップしていくのですが、これさえも満足にできない私は会社で完全に浮いた状態となり。問題社員として目を付けられ、ステップアップへの道が閉ざされました。

    幸い、私の事を心配してくれる上司がいて、「手に職をつけろ」という事で、日配品担当から鮮魚担当に担当替えしてくれたのですが、鮮魚担当だと包丁を使って魚を下さなければこの仕事が務まりません。私は極度の不器用で、魚をうまく卸すことがいつまでたってもできませんでした。

    結局、このスーパーで仕事をするのがつらくなり、衝動的に自分から退社してしまいました。

    スーパーマーケットは人事異動も多く、職場環境は結構ブラック

    スーパーマーケットというのは、人事異動で結構短い期間で違う店に移ることが多いです。また、勤務時間は長く早朝の6時ごろに出勤して夜9時まで会社にいるなんてことはザラです。

    どこのスーパーでもそうだと思いますが結構体育会系です。 別に発達障害でなくてもそのきつい社風についていけずに辞める人も多いです。まして私のような発達障害者がスーパーマーケットで働くのは向いているとはとても思えません。

    • 車や重機を操作する仕事

    職場の仲間を大怪我にさせたり生命をも脅かす!

    私は、営業の仕事をやってましたが、ADHDの特性に合わず長く続きません。(なぜ合わなかったかかは後程詳しく書きます)

    数字に左右される営業の仕事に嫌気がさし、気分一転、現場の仕事なら気楽にできるだろうと思って、紙商品の卸売り会社で、倉庫の中で商品管理をする求人ありましたので応募したところ、どういうわけか採用されました。

    特にこれが顕著に出たのが、いわゆる健常者として一般雇用されていた最後の仕事であった紙類の倉庫の会社でフォークリフトオペレーターの業務についていた時だった。倉庫に保管してある紙製品を注文した印刷会社などに卸す仕事。パレットに乗っている紙製品を移動させるにはフォークリフトが欠かせない。

    この会社で私は顧客となる印刷会社に納品するため、倉庫内に保管している紙製品を出庫伝票に基づいてフォークリフトを運転してピッキングするという仕事に従事しました。

    この「フォークリフトを倉庫内で運転操作する」というのは、ADHD者にとって危険極まりないのです。

    1日で100枚を超える出庫伝票を持たされ、そこに記載されている商品すべてをフォークリフトでピッキングしなければなりません。それを勤務時間内にすべて行うのですから時間に追われます。

    時間に追われ慌てているのですから、私はフォークリフトの事故も多かったです。

    仕事中は緊張していて事故を起こさないように細心の注意を払っていたのですが。よく前後左右を確認して乗務しないと、フォークリフトを倉庫内の壁や柱にぶつかって棚の商品や荷物を落下させたり倒ししてしまう事故が発生する事があります。

    フォークのツメでパレットに乗っている紙製品を突く、倒す、または、他の社員がフォーク操作するフォークリフトとぶつかるなんてことがたびたびありました。

    via GIFMAGAZINE

    私はここまで派手な失敗はなかったが、パレットに乗った紙製品を高いところに積んでいる時に、フォークのツメを深く入れなかったために、商品の重さを支えきれずに落下させたことがあります。下に人がいたらどうなりますか?頭に落ちれば命の危険性もあります。

    また、この業務についている時、最大の致命的なミスが相次いでありました。

    印刷会社などからの注文を受け、倉庫では「出庫指示書」というのを出す。これは紙製品の銘柄、数量、納期等がかかれており、フォークオペレーターはこの指示の通りに倉庫からの出庫作業を行なわなければならない。私はこれをよく間違える。

    伝票通りの銘柄ではなかったり、数量を間違えたりする。

    必ず第三者が出庫前にチェックするが、たまにこのチェックをすり抜けて、注文とは違う商品がお客に届く場合がある。私はあまりにもこの「出庫違い」というミスをする頻度が多かった。

    ミスをするたびに上司から呼び出され「絶対にミスをするな。次回やったらクビだ」と何回も激しく注意されました。

    そして、心に誓う。

    「よ~し 絶対にミスをしないように落ち着いて仕事をしよう」

    しかし、ミスをしてはいけないと思えば思うほど、強く意識すればするほど、まるで呪いを受けているようにまたしょーもないミスをするのです。

    絶対にミスをしてはいけないという強い意識が私にとって強いプレッシャーになり、それがストレスになるのか。あるいはただ焦っているだけで落ち着いて行動すれば、ミスが防げるのか、単なる性格の問題なのか、その時点では分からなかった。まして他の人はなんの問題もなく、焦ることもなく平然と仕事をこなしているのです。

    同様に車を運転する必要がある仕事も注意が必要です。営業などでお客さんと合う約束があり早くつかなければと焦り事故を起こしてしまいます。

    ただでさえADHDには先延ばしクセがあり、大事な用があってもこれを忘れてしまうか、まだいいやってギリギリまで自分の好きな事をやってしまうのです。タイムマネジメントが全くできません。

    ADHDのある人が車や重機を操作する仕事というのも、発達障害者特にADHDにとても向いているとは思えません。


    • 営業の仕事(顧客管理)

    顧客の細やかなニーズに応えられない

    営業の仕事でも、ある程度の顧客を抱えて、定期的に得意先を訪問して、商品やサービスのセールスを行なう営業スタイルであるルートセールスは、ADHD者にとって向いていないのかもしれません。

    私は建築用仮設足場のルートセールスを5年半やっていました。

    最初のうちは、担当を持たされず、セロから自分で顧客を開拓する新規開拓をやっていましたが、ある程度顧客が出来てくると、今度はその顧客を管理する事が必要になってきます。

    定期的に顧客を訪問して、細かいニーズを拾い上げ、それに応えるだけでなく、「こうすればよくなる」といった提案型営業も提案したりします。そうすることによって自社・顧客の双方の利益拡大に寄与することが出来ます。

    私は、どちらかというと新規開拓は得意だったのですが、顧客が増えてくると顧客のニーズに細かく応える事が出来なくなってきました。

    • 納品日を忘れてしまう
    • 話の旨い顧客の担当者のペースに巻き込まれてしまう
    • 多くの顧客からジャンジャンかかってくる電話での要請に応えきれずパンクする

    顧客が増えてきますと、いろんな顧客から私の業務で使っている携帯電話に「~してくれ」という電話がジャンジャンかかってきます。

    例えば現場見積もりの要請、足場の掛け払い、手直しの要請です。

    私はこんなに要望が多いとマルチタスクが苦手なので処理しきれず混乱、パニック状態になってしまい、顧客ニーズに応えきれず信用を失ってしまいます。

    とてもじゃないけど顧客管理の仕事はワーキングメモリの弱いADHDしてには向いていないと思います。

  • 清掃の仕事
  • 意外にやる事多く手順を覚えられない

    清掃の仕事ってADHDに向いているととこかのサイトに書かれていましたがそんな事はありません。

    オフィスを清掃するにしても、ポリッシャーという機械で床の汚れを取り除き、その時に使った水をきれいにモップでふき取り、最後はワックスで床をピカピカに磨きます。同じ姿勢をずっと取らないといけないので、腰も痛くなるし。体力も使います。

    結構、技術が必要ですが、私はこの手順が覚えられないので仕事が続かず4ヶ月で清掃の仕事を辞めました。

  • 電話対応のある事務の仕事
  • 電話対応があるとわけがわからなくなる

    私はADHDと診断された後、就労移行事業所で職業訓練を受けましたが、無収入のため土日に事務のバイトをするようになりました。

    仕事の内容は某新聞販売店で。契約してくれたお客にお礼状のはがきを書く事と電話応対です。

    仕事をしていたのは土日なんですが以外に電話がかかってきます。電話の内容は、契約内容の問い合わせだったり、クレームだったり。

    電話がかかってくると電話の内容を聞き洩らしてはならないと思い、電話にかじりつきます。メモを取りながら電話応対するのですが、電話を聞く事に頭が集中してしまい、メモがおろそかになってしまう、逆にメモをうまく書こうとすると電話を訊くのがおろそかになってしまう。

    はがきを書くのは契約してくれたお客の住所や名前のあて名書きですが、単純な作業なのに、なぜか間違いやミスが多く、このバイトも2カ月弱で首になってしまいました。

    このようにして2つの作業の同時進行ができません。これもADHDのある私の障害だと思います。

    • 単純な日雇いバイト

    ADHDは単純な仕事が大嫌い!

    これが経験した単純作業!

    以下の表は、私が過去に経験した日払いのアルバイトです。日払いでド短期なのでよかったのですが、これが毎日続くとなると精神的に堪えられない。

    職種 仕事の内容
    倉庫業 トラックに積まれている荷物をただパレットに積んでいくだけ
    倉庫業 パレットに積んである商品を車輪のついている台車にただ積んでいくだけ
    物流業 倉庫の社員がピッキングしてきた商品をただベルトコンベアーの上に載せるだけ
    紙類卸売業 回収したダンボールや古新聞を括るため、ビニールひもで縛っているが、それをひたすら取るだけ。(溶かして再生するのでビニールひもは不純物となる)
    物流業 ベルトコンベアーに流れている商品のバーコードをただひたすら機械で読み取っていくだけ

    ADHDがあると、脳が刺激を求めるので単純作業が大っ嫌いです。

    一日8時間単純作業をしていると時間の経過がやけに遅く感じる。すぐに眠気が襲ってくる。たった5分が永遠に感じる。まだこんな時間だ、早く帰りたいと時間ばかり気になって時計ばかり見ている。ADHD特有の集中力の無さがそうさせているのか。

    ADHDには慣れややる気、やり方次第で少しは出来るかな~と思うバイトや職種

    1. 営業の仕事(新規開拓)
    2. 諸突猛進のADHDには案外向いているかも?

      営業の仕事は案外ADHDに向いているかもしれません。

      しかしこれは新規開拓に限ります、

      新規開拓だと何も考えずにひたすらお客さんを訪問していればいいですから。そうするとおのずと結果がついてきます。私も証券会社で20人、建築資材の会社で50社ほどの新規開拓をしました。

      行動力があり衝動性がある新規開拓の仕事はADHDの特性に合っているかもしれないです。

    3. 接客の仕事
    4. 接客は変化があって面白い

      接客の仕事と言うのは案外、ADHDに向いているかもしれない。

      私は自分自身がADHDと診断を受けて今後の職業人生を見つめ直そうと思い就労移行支援事業所に通って職業訓練を受けていましたが、収入が無いので訓練が休みの土日祝日にレンタカーの出発受付の接客のアルバイトをやっていました、

      いろんなお客さんが来るのですが接客をしていると刺激があって楽しかったです。

      受付にはお客さんに書いてもらう書類がいろいろあり、結構、手順があるのですが、仕事が面白いと感じていたので覚えるのは苦じゃ無かったです。

      興味があると感じたらいろんな手順を覚えるのが苦手なADHDでも苦痛を感じなくなるのが面白い。

    5. 軽作業
    6. 体を動かすので退屈ではない!

      私が営業の仕事を辞めてから入社することになる紙商品の卸売会社では倉庫に勤めていましたが、フォークリフトによるピッキング作業の他に、包装したり、トラックで輸送する際に商品が破損したり変形するのを防ぐ為に梱包作業をすることがあります。

      この作業は体を動かすので体力は必要ですが、一か所で同じ姿勢で行うデスクワークよりも退屈はせず、刺激的で飽きが来なかったです。

      この図のようなピッキングの業務も日払いの仕事でやりました。

      この仕事はアマゾンなどの通信販売を行う会社の倉庫で、手押し台車に商品の出庫伝票を片手に伝票に書かれている商品を棚から一つづつピッキングしていくというものです。

      この作業はフォークリフトを使わないので事故を起こす心配はないし、一人でコツコツとやる作業なので私のような対人関係を良好に保つのが苦手な発達障害の方でも安心してできる仕事なのではないかと思います。

    ADHDに向いている仕事

    ADHDを持っている人はその特性から以下のような特徴を持つ仕事が適しているという事です。

    • ワクワクすること
    • リスクがあること
    • 状況が刻々と変わること
    • 突発的な行動ができること
    • 興味を持てること
    • 瞬発力を発揮できること
    • 短期集中型

    具体的にADHDに向いていると言われている職業です。

    職業類型 職業例 解説
    専門的職業 研究者 
    学者 
    学校や塾、予備校の教師
    専門的、マニアックな知識やひらめきが生かされる。
    ADHDの特性の一つである創造性が生かされる
    創造的職業 新聞・雑誌の記者 
    作家 
    ジャーナリスト 
    カメラマン 
    ディレクター 
    プロデューサー 
    マスコミ関係 
    強い変化と刺激に満ちた職業
    退屈しない
    単純な作業が苦手なADHDにはもってこいの仕事
    視覚的職業 イラストレーター
    スタイリスト
    漫画家
    建築家
    画家
    広告関係
    CGアニメーター
    グラフィックデザイン
    デザイナー
    視覚的な才能に長けているADHDには適している職業
    機械操作的職業 調理師 
    自動車整備工
    電気技師 
    図書館司書
    校正者など
    人間よりもむしろ機械類を相手にする職業
    対人関係を気にしなくてもよいのでADHDに向いている
    正義感的職業 警察官
    消防士
    ADHDの優れた特性である正義感が役に立つ職業

    ADHDのある人はこの表にあるような創造的な仕事につければADHDの持つ特性を最大限に生かすことができて最高なんでしょうが、現実的には難しいです。ADHDのある人で、こんな仕事に就けている人は幸せですね。

    しかし、このようなクリエイティブな仕事は、幼いうちからADHDの自覚があって、こういう仕事に興味があって勉強していているのであればともかく、大人になって初めて診断されたような方は「何を今さら」っていう感じで、なかなかそういう職業に就ける可能性は少ないと思います。

    私が体験しているような現実的な職業に就ければ御の字です。その際、この記事が皆様の職業選びの参考になれば幸いです。

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