発達障害と診断されたらカミングアウトするべきか 

発達障害 カミングアウト ADHDの特性

発達障害と診断されたらカミングアウトするべきか?

こんにちは ADHDのダイスケです。僕は発達障害ADHDの当事者です。 発達障害のある人にとって、自分自身の発達障害をカミングアウトした方がいいのか、カミングアウトしない方がいいのか。これは大問題だと思います。

この記事では発達障害のある人が自らの障害をカミングアウトする事で得られるメリット、デメリットを自分自身の経験から分かった事を書いていきたいと思います。

発達障害と診断されたらカミングアウトするべきか?

カミングアウトするデメリット

家族になかなか理解されない

自らの障害をカミングアウトする際のデメリットは「不安」です。大人になって自分が発達障害あるいは精神疾患であると分かったら、その事実を家族(親や兄弟)、友達に伝えるには相当な勇気が必要でかなりの不安に苛まれます。

    自らの障害をカミングアウトするうえで不安な事

  • 家族は私の障害を理解し受け入れてくれるだろうか?
  • 自分自身は障害者として生きていく覚悟があるだろうか?

このような不安をはねのけて、家族や友人に打ち明けても必ずしも理解してもらえるとは限らないです。障害について理解のない家族にカミングアウトしたら、自分自身の自尊感情がズタズタになります。

発達障害という概念が定着したのはここ10年くらいですから、高齢の親世代は発達障害なんてわかりません。いくら説明したってお前の性格がだらしないんからなんだろなんて言ってまともに聴いてくれません。

私は自分が発達障害と診断されたとき、結婚していましたが、嫁やその義理の母からさんざん酷い事を言われました。

発達障害者と結婚した覚えはない!!

お前はだらしがない。3歳児以下だ!

こんなのが身内にいると思うと恥ずかしい

家庭でも私の人間性すら否定するような接し方をされ、この言葉は今も私のトラウマとなって頭に残っています。

実の親でさえも「障害者なんか生んだ覚えはない」などと言われました。しかし、やはり自分の産んだ子ですから「そうだったんだね わかったよ」と理解し受け入れてくれました。

婚活でも発達障害は理解されない

私は今、付き合っている彼女がいますが、幸いにして自分が発達障害であると打ち明けても理解してくれて受け入れてくれています。

3年前まで婚活をしていて、婚活サイトで知り合った女性と電話したり会ったりしましたが、今までスムーズに会話が進んでいたのですが、自分が発達障害であると打ち明けたら、会話がギクシャクし、しまいには振られてしまいました。

今でこそ幸せですが当時は自分は紛れもない障害者なんだなと。もはや普通の人のように幸せに生きる事が出来ないのだと思っていました。

生活面のメリット

自らの障害をカミングアウトするメリットを生活面から考えてみましょう。

発達障害あるいは精神疾患があると診断されれば精神障害者福祉手帳を取得することができます。精神障害者福祉手帳は自らの障害を公表して証明することになります。この精神障害者福祉手帳を取得するとかなりのメリットがあります。

発達障害 カミングアウト

  • 所得税・住民税の控除
  • 軽自動車税が減免される
  • NHK受信料が免除される
  • 水道料金が免除される
  • 自動車税・自動車取得税の免除
  • 有料公共施設使用料の免除
  • 携帯電話料金の割引
  • 公共交通機関の割引

このうち特にメリットが大きいなと感じるのは所得税・住民税の控除です。課税の対象となる所得から一定金額を差し引くことを所得控除といいますが、障害のある人は、所得控除の金額が大きいです。これによりかなりの税負担が抑えられています。

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