復職面談でよく聞かれる質問内容と答え方 確実に職場復帰できる3つの方法

ADHDと仕事

復職面談でよく聞かれる質問内容と答え方

僕は自己免疫性肝炎に突然の発症、診断を受けまして、2024年7月17日より約1ヶ月間入院となりました。
退院後も、治療薬の副作用が強いのですぐに仕事に復帰できるわけではなく、自宅にて1ヶ月間の療養生活の予定となっています。

自己免疫性肝炎というのは原因が不明で、指定難病に指定されています。

もともと、発達障害のADHDという障害をもっていますので、精神と身体の2つの障害を生涯背負っていく事になります。

療養生活が終われば、復職ということになりますが、その前に立ちはだかるのが復職面談です。

この記事では、病気やメンタルの疾患で休業を余儀なくされた時、復職を目指す際の復職面談への立ち向かい方について経験をもとにまとめました。

復職面談でよく聞かれる質問内容と答え方

復職面談とは、メンタルや身体面で不調で休職中の社員が産業医や人事・上司と復職へ向けての話し合いを行うことです。

復職面談では、企業が復職可否の判断や復職後の働き方を検討するために様々な質問をされます。どういうことを聞かれるのでしょうか?

この復職面談の質問に対して準備をせず、その場限りのいい加減な返答をしてしまうと、復職が認められない場合があるので注意しましょう。

    よく聞かれること❶

  • 現在の体調や気分はどうか?
  • 体調(気分)が落ち込み安いときはどういうときか?
  • 生活習慣は安定しているか?
  • 通院や服薬の状況は安定しているか?

復職面談では、まず現在の体調について聞かれます。回答のポイントととして、「休職前と比較して体調が回復したことを具体的な状況を交えて説明すること」です。

復職面談の質問・回答例 ❶現在の体調について

復職面談で想定される質問とその具体的は回答例せす。僕はこのように答えました。皆様もこれを参考にし、それそれの事情に合わせ回答を考えてみてください。

それでは復職面談を始めます。

現在の体調はいかがですか?休職前に比べてどうかわりましたか?

はい。休職前と比べると体調はすこぶる良いです。

休職前の発症時は倦怠感、胃もたれ、吐き気、食欲不振といった症状がありましたが、現在はすこぶる良いです。

休職期間中、毎日夜9時の就寝、朝5時に起床し、食生活は栄養のバランスを考え適量を接種するようにして、朝散歩や筋トレも取り入れ、規則正しい生活を心がけて実行致しました。

    回答のポイント

  • 数週間のスパンで回答し、直近数週間継続して良い状況であることを伝える
  • 体調が良くなってきた理由を伝える(体調を安定させるために気をつけていることを伝える

また、復職面談では以下のようなことも聞かれます。

よく聞かれる質門内容❷ また再休職しないかどうか?

  • 何がきっかけで休職に至ったのか?
  • 再発防止策がきちんと立てられているか?

企業にとって一番怖いのは復職希望の休職者が復職後に再び体調を崩して再休職してしまうことです。会社側が十分な休養を与えなかったと責任を問われるケースもあるそうです。

復職希望者が自ら「なぜ自分が休職に至ったか」その原因を自分自身で冷静に追求することで、再び体調を崩して休職してしまうことへの対策を立てやすいからです。

そして再発防止策がきちんと錬られているかどうかも重要です。そのためにも自分の障害や病気を理解し受け入れるようにしてください。

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今回の休職ですが、休職に至った経緯を教えてください。

企業として、あなたがまた体調を崩して再び休職してしまうことを恐れています。なにか再発防止策は取られていますか?

次は僕が復職面談に望んだ際の実際の産業医への回答です。

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私は要介護の母を特別養護老人ホームに入所させてから一人暮らしを続けてまいりました。当然日常生活は自己責任なのですが、ADHDという私の元来の特性により、特に食生活がおろそかになってしまいました。

好きなものを好きなだけ食べ、糖質脂質<も特に気にしない。

そんな食生活が知らず知らずのうちに肝臓にダメージを与え、倦怠感・吐き気といった症状が現れる様になり、血液検査で急性肝炎と診断され即入院となりました。

再発防止策として、療養期間中は発症前のような暴飲暴食を避け、適度な運動、バランスの取れた食事、規則正しい生活習慣を心がけて実行しました。

    回答のポイント

  • どのような経緯で休職に至ったか、御自分でその原因を分析し、復職面談の場で述べられるようにする。
  • 再発防止策がきちんと錬られている

よく聞かれる質問内容❸ 復職後の配慮事項

配慮事項とは、働き方、勤務時間・業務内容に付いて復職後も安定して働けるために休職者が企業に求めること。

    こと」

  • 心身の健康についての相談
  • 不安やストレスをかんじている事
  • 配置や業務時間など今後の働き方についての相談
  • 今後のキャリア

これらを踏まえた上で私が実際に産業医の質問に答えた回答例はこちらです。

復職面談 質問内容 width=

配慮してほしいことがあれば教えてください

次は僕の実際の産業医への回答です。

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私の病気は本来ウイルスといった外部の的に対する防衛システムであるはずの免疫がエラーを起こして自分自身の肝臓の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患です。

治療法としては自分の免疫の暴走を抑えるためにステロイド剤を服用していますが、これはものすごく副作用の強いものです。

まず感染症にかかりやすくなります。そのため、人と接するときはマスクを必ずすることと、人混みを避けるようにと主治医から言われております。

そのため、朝の通勤ラッシュを避けて出勤時間を1時間程度遅らせる時短勤務をお願いいたします。

また、通院時間の確保をお願いいたします。

ステロイド剤の投薬治療は今後も継続していく必要があります。治療を中止してしまうと肝硬変への進行が早くなってしまいます。

通院時間の十分な確保はなによりも大事で命にかかわります。通院のある日は曜日に関わらずお休みを頂けるようお願いいたします。

2週間に1回の通院、平日の通院となります。

副作用の強いステロイド剤による投薬治療を行っておりますので身体にストレスや負担がかかりやすいです。

業務にあたっては負担の少ない業務に配置転換をご検討ください。

まとめ

このような回答なら、自分の状態、休職に至った理由と再発防止策を明確に示しているので、産業医から復職へのゴーサインが出ると思います。

復職面談は、自分なぜ休職したのか。その理由と今後確実に復帰できるように、療養期間も体力と体調の維持に努めて、それを産業医にアピールしなければなりません。

配慮事項についても、自分の状態をよく分かっているから求めることができるので、まずはをそれを理解しましょう。

自己免疫性肝炎 発症を知ったきっかけ
自己免疫性肝炎は突然発症します。普段の生活で自覚症状がなくて安心しているあなた。油断すると大変なことになりますよ。

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