孤独を楽しむ
孤独のイメージ
孤独を楽しむ
「孤独」という言葉にどのようなイメージを持つだろう。
「恥ずかしい」「みじめ」「なさけない」「さみしい」などとネガティブなイメージを持たれる方が大多数であろう。一緒に行動できる友達がいない人は孤独な人とみなされ、孤独は不幸。孤独な人=人間失格という風潮さえある。
私自身も孤独感に苛まれ、自分を恥ずかしい、情けないと思っていた時期があった。今、孤独ではあるが寂しいとも恥ずかしいとも思わない。むしろ孤独を楽しんでいる。
どうすれば孤独を楽しめるようになるのか、「人生の『質』を上げる孤独をたのしむ力」(午堂登紀雄著 日本実業出版社)という本を参考にしてまとめてみようと思う。
孤独は不幸なのか?
自分はいつも一人でいるのに、他の人は友達がいて大勢でいつもワイワイやっている。自分は誰からも相手にされない。さみしい。友達が大勢いる人はすごい。羨ましい。いつも一人でいる自分は何か欠点があるから誰からも相手にされないのだろうか。そういう自分が情けないし、恥ずかしい。
他の人に相手にされないと思うから、他人から嫌われないように、仲間外れにされないようにする。自分を抑え、周囲に迎合しようとする。無理をしてでも他人に合わせようとする。
1人でいるのが寂しいので、LINEやFacebookといったSNSで誰かと繋がろうとする。自分の近況を写真を添えてSNSにアップして「いいね」を得ようとして承認欲求を満たそうとする。
孤独を不幸と感じる人には自分軸がなく、他人に流されているだけである。
孤独は不幸だという思い込み
孤独は不幸だと感じる人が大多数を占めるが、中には孤独は幸せと感じる人もいる。そう感じる人は孤独をどのように考え、どのように向き合っているのだろうか・・・。
孤独をネガティブに捉える人は他人に嫌われる事を極端に恐れる。「人間はひとりでは生きていけない」ていけない」と信じて疑わず、一人でいる事を恥だと思い、友達を大切にしようとしたり、常にだれかと繋がっていないと気が済まない。
そういう人ほど「孤独は不幸だ」「友達がたくさんいた方がいい」と思う。そして他の人に気に入られるように「自分は人に有能な人間に思われたい」「自分は馬鹿にされたくない」と本当の自分ではない過剰な自己アピールをするようになる。
しかし、そういう自己アピールは疲れるし、本当の自分がいつかバレるのではないかと戦々恐々の毎日を過ごさなければならない。孤独を恐れるあまりに偽った人生を重圧や不安とともに生きる事になる。
また、孤独をネガティブに考える人ほど、「孤独は不幸だ」「孤独はみじめだ」という思い込みが激しくその価値観に捉えられている。
しかし、このように考えていればいつまでたっても不幸な孤独から抜け出せない。
孤独を楽しむにはどうしたらよいか?
幸せな孤独へ
孤独を幸せに感じるようにするには以下の3つのステップがあるという。
- 受け入れる(自己受容)
- 褒める(自尊心)
- らくになる(楽観)
受け入れる
孤独に悩んでいる人はありのままの自分を受け入れる事が出来ていないのかもしれない。「友達がいない」「一人でいる事が恥ずかしい」などと思い込みネガティブな気持ちになる。
孤独を幸せに思えるようになるにはまず、そのような思い込みをやめて、ありのままの自分を見つめ直して自分自身を否定せずに許す事である。
褒める
自分自身を許す事が出来たら自分をほめる。
孤独感から抜け出せない人は自分自身の魅力や長所に気づいていない場合が多い。それどころか「自分はダメな人間だ」と決めつけてしまう事もある。
まずは自分を分析して「出来る事」「得意な事」を探してみる。そしてそれを褒める事。なんでもいいから出来る自分に気がつくとそれが自信になる。
楽になる
自分を許せて、出来る事を褒める事が出来れば、自分自身がかなり楽になる。この段階まで来れば「孤独は不幸」だとか「孤独はみじめだ」というような誤った考え方のクセや思い込みから自分を解放し、将来を悲観する必要がなくなる。
孤独を楽しむことは自分を高めるいい機会
私自身、どうしようもない孤独感に苛まれた事があった。
発達障害が発覚する前、普通の健常者の会社員として働いていた時代、私は上司や先輩からよく遊びに誘わていた。沖縄・北海道旅行、東京湾で釣り、バーベキュー・・・
「誰かに誘われて遊びに行けてる自分は上司や先輩に可愛がられている」
俺ってすごい・・・自己満足に浸っていた。
今から考えると勘違い甚だしいが、当時はそう思っていた。
よく考えるとただ単に持ち前の天然ボケで場を和ませてくれるとか、一緒にいたら面白い奴と思われたのだろう。
だが、仕事がうまくいかず転退職を繰り返していくうちにそのような人間関係はなくなり、遊びに誘われる事もなくなった。
自分の周りには誰もいない。転退職を繰り返しているから会社に行っても新参者だから親しく話しかけてくる者は皆無。休日に一緒に時間を過ごしてくれる人もいない。
勤めている会社をクビになるものだから、「」「」と激しく卑下していた。この卑下と相まって孤独感は相当強かった。

自分は役立たず者だ
自分は社会不適合者だ
幸いにして、自分が発達障害である事が分かり、「自分はミスばかりするけど、そういう人間なんだな」と受け入れる事が出来た。
現在の仕事については相変わらずミスをしてしまう事はあるけど、出来る限りミスがないように丁寧に作業を行うようにしていきたい
最近私は料理も好きになったし、要介護の母に対してつらく当たる事なく笑顔で接する事が出来るようになった。自分なりによく頑張っていると思う
何より、一人の時間はいろいろ勉強する事ができるし、自分を高める良い機会だと思う。孤独感を感じている暇などないのだ。
孤独を楽しむことは人生において財産になります。次のようなメリットを感じるようになるでしょう。
- 寂しいと感じることがなくなる
- その瞬間を楽しむことができるようになった
- ただ生きているだけで幸せと感じるようになる
- どこかの組織に所属していようと所属していなくても全く気にならないようになる


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